dn1(mojyack's blog)

猫と仲良く暮らしたいだけの男、プログラマの成り損ない。

セキュリティ・キャンプ 2022 オンラインに参加してきた

2022-08-13

参加の動機

私がセキュリティ・キャンプに参加した動機は、コンピュータを趣味の範囲にとどめておきたくない、一つレベルアップさせたいという思いだった。普段SNSで見かけていて、私が活動に興味を持っていた人たちも講師として参加するので、その人たちのことをもっと知りたいというのもあった。今セキュリティキャンプを終えて、自分がどのような成果を得たのか、以下に述べていく。

参加者のレベルの高さ

予想していたことだが、キャンプに参加すると他の人のレベルの高さに驚いた。このレベルの高さというのは、技術的なことだけではない。

まずは一人ひとりの活発さに驚いた。私などは一日になにか一つやるともう疲れてしまうのだが、キャンプ中には学業や普段の仕事、また他のイベントの準備などを並行してやっている人もいた。そのエネルギーも技術的スキルの高さの理由の一つなのかもしれない。自分が尊敬しているような人たちは、そのくらいのエネルギーを持って活動しているのだという学びになった。

他にもアウトプットのレベルも高い。まず自分の情報を周りに発信しようという意欲がすごい。自分の場合文章を書いても発信というより自分の備忘録的なものになってしまいがちなので、人に伝えようとして文章や資料を作成できることに感心した。加えて、その発信のクオリティもある。これはグループワークなどで一緒にスライドを作って感じたことだが、情報をまとめてわかりやすい形にするのが上手い。情報発信を続けていれば上達するものなのだろうか。

技術的なレベルの高さは言うまでもないかもしれない。正直なところ、自分があまり触れたことのない分野の発表などは、その内容をほとんど理解できなかった。一方で、私が得意としている(得意と言えるレベルではないかもしれないが)OS開発やパソコンオタクゆえの総合的なコンピュータの知識では、グループワークで人に教えることができる場面もあった。やはりどんな人にでも各々の得意分野があるので、リスペクトが欠かせないなと思った。(講師になっている方などはこの得意分野が複数あったりやたら広かったりするのだが...。)

OS自作ゼミでの学び

私が参加したY1ゼミでは、主にハッカソン形式で各々のOSを開発した。初めてこんなに長い時間、具体的には8:30~20:30を3日間くらいをプログラミングをして過ごした。この時間で、中学生の頃からの志だったOSの自作を大きく進めることができた。今まで構想に過ぎなかったものを実際に形あるものにできたのは、このキャンプの成果だ。

他の人が作っている作品を見ることができたのもキャンプならではだった。同じような趣味を持って取り組んでいる人がいる実感は、これからのモチベーションの維持にもつながる。また、ちょっとした疑問を投げかけるとすぐに共感やアドバイスを得られるのはありがたい環境だったなと感じている。ちょっとした相づちでも、普段孤独にプログラミングをしている者には嬉しいものだった。

まとめ

セキュリティキャンプは終わってしまったが、ここで得た繋がりと経験を大事にしながら、自分にできるだけのエネルギーでこれからも活動していきたい。